ブログに関する書籍ってたくさん出てるなぁ。ぼくもブログで有名になったら書籍出せちゃったりする?
書籍化は有名にならなくてもできるよ。書籍化のハードルは昔よりかなり下がっています!
ブログ運営をしているとライティングスキルが上がり、収益化ができるようにもなるでしょう。
実力が上がると次のステップとして「書籍化」という方法に辿り着く方は少なくありません。
本記事では、Kindleを使った書籍出版の方法を紹介します。
本記事で分かること
- Kindleで書籍を出版するメリット
- Kindle出版の手順
- 書籍化しやすいブログの書き方
ぼくは過去に4冊のKindle本を出版してきました。
初出版は3年ほど前ですが、今でも収益を生み出してくれています。
誰もが簡単に情報を公開できる時代で、Kindle出版は収益を上げるための一つの手段として注目されています。
ぜひあなたも、この記事を参考にKindle作家デビューをしましょう!
Kindle書籍を出版するメリット
ブログを運営している人にとって、Kindle書籍の出版は横展開しやすい方法の1つです。
Kindle書籍を出版することには多くのメリットがあります。
主なメリットは以下のとおりです。
Kindle出版のメリット
- 伝えたいことを体系立てて伝えられる
- ストック収入を得られる
- 権威性を得られる
1つずつ解説します。
伝えたいことを体系立てて伝えられる
まず第一に、書籍は体系立てた内容を提供できるという点が挙げられます。
ブログは記事によってテーマが違うため、読者は知識を完結させるために複数の記事を読まなければなりません。
書籍であれば読書は手間を掛けず1冊で完結させられるので、大きなメリットといえるでしょう。
書籍はブログのような断片的な知識に比べ、より深い情報や知識を提供することができ、読者の関心を長期間にわたって引きつけられます。
ブログだけでは伝えきれないことがある場合、書籍でブログ記事を補足するような内容を加えて出版するのも有効な手段です。
ストック収入を得られる
書籍は長期的に価値を提供しやすいという点もメリットの1つです。
一般の書籍は、出版後に売上が伸びなければ書店から姿を消します。
一方、Kindle書籍は一度出版して終わりではなく、出版した書籍はAmazonに残り続けるので、出版後もプロモーションを続ければ継続して売り上げを立てることが可能です。
書籍の売り上げは出版から1週間ほどで大きく売り上げが伸び、日が経つにつれて低迷していく。
そして、その後は不定期で収益が発生するというのが一般的な動きです。
また、Kindle出版の場合はKindle Unlimitedに加入しているユーザーにダウンロードされると、読まれたページ数によって収益が発生します。
書籍本体の売り上げだけでなく、既読ページ数によっても売り上げが発生するKindle出版は、ストック収入を作るにはぴったりです。
権威性を得られる
書籍はブログよりも信頼性や専門性を示すための助けとなります。
あなたもKindleから書籍を出版していると聞くと
本を出すなんてすごい!
と感じませんか?
一般的に書籍を出すというのは出版のプロセスを経て長い時間をかけてようやく出版できるというイメージがあります。
Kindle出版をすると、それだけの工程を踏んで書籍を出版をしたという印象を読者に与えられ、権威性を得られるでしょう。
さらに、書籍の出版はブランディングにも大きく役立ちます。
自身の専門知識や経験を書籍としてまとめることで、専門家としての地位を確立できるでしょう。
Kindle出版のステップ
ぼくもKindle出版に興味が出てきました!どうやってKindleから書籍を出版できますか?
書籍を出版すると聞くとすごく高いハードルのように感じますが、Kindle出版は誰でも簡単に始められます。
出版に必要なツールはパソコンだけ!
ツールを揃えたら、あとは正しい手順で登録をすればすぐに書籍を出版できます。
Kindle出版の手順は以下のとおりです。
Kindle出版のステップ
- テーマを決めて執筆し原稿を完成させる
- Amazonで表示される表紙を作成する
- Amazon KDPに申請する
- 出版前、出版後にSNSなどで告知をする
1つずつ解説します。
テーマを決めて執筆し原稿を完成させる
まずは書籍の本文を用意しなければいけません。
書籍のテーマを決めたら記事構成を考え、原稿の執筆に入ります。
執筆はGoogleドキュメントやMicrosoft Wordなどを使うのがおすすめです(Kindle出版はMicrosoft Wordを推奨しています)。
Kindle出版では文字数に制限はありませんが、読者の満足度を高めるためにも最低でも2万文字以上を目安に執筆するのがいいでしょう。
書き上げた原稿は複数回読み直して誤字脱字がないか、曖昧な表現になっていないかなどをチェックします。
AI校正ツールを使用すると、漏れなく構成ができるので使いやすいツールを探してみましょう。
ぼくはshodoというAIツールを使用しています。
自分のチェックだけでは不安な場合は、身近な人に読んでもらうのもひとつの手です。
ココナラなどで校正・校閲を外注するのもおすすめです。
Amazonで表示される表紙を作成する
表紙は書籍を手に取ってもらうための大切な要素です。
書籍の中身が分からなくても、表紙を見て興味が出れば「読んでみたい」と読者に感じさせられます。
表紙を作る際に意識したいのが、他の書籍と並んでも埋もれないようなインパクトと、タイトルと合わせて目立つようなデザインにするということです。
デザインツールの「CANVA」を使えば、豊富なテンプレートの中から好みの表紙デザインを選べるので、デザインに自信がない初心者は上手に活用しましょう。
CANVAの使い方については以下の記事で詳しく解説しています。
また、「自分で作る時間がない」「デザインに自信がない」という人は、クラウドソーシングサイトやスキルマーケットなどで外注するのも良いでしょう。
Amazon KDPに申請する
Kindle出版を行うには「Amazon KDP」にサインインする必要があります。
サインインができたら、執筆した書籍の詳細情報を入力し、表紙を含めた素材をアップロードします。
アップした書籍は「Kindle Previewer」というチェックツールで、レイアウトの崩れや読みづらいところがないかをチェックしましょう。
最後にロイヤリティプラン(印税)で、35%か70%かのどちらかを選択します。
70%の印税を受け取るための条件は下記の4つです。
70%の印税を受け取る条件
- 最低希望小売価格250円、最高希望小売価格1,250円
電子書籍と同じ紙の本も販売している場合、 - 印刷版の価格よりも20%以上下回る価格設定
- 著作権を持つすべての国と地域で本が販売される。
- 「KDPセレクト」への登録
価格は文字数や書籍の専門性などを考慮して設定するのがおすすめです。
出版前、出版後にSNSなどで告知をする
書籍を出版したら、売れるまでじっと待つのは得策ではありません。
苦労して執筆した書籍をしっかりと宣伝しましょう。
宣伝をする際に活用したいのがX(旧Twitter)やInstagramなどのSNSです。
自身のSNSのフォロワーや身近な人に書籍が出るまでの過程を楽しんでもらえるよう、発売のタイミングや発売直前、発売後など、適切なタイミングで告知し、販促につなげていくのがいいでしょう。
SNSで拡散されると一気に認知が広がり、手に取ってくれる読者が増える可能性があります。
また、自身のブログを運営している場合は、書籍宣伝用のブログの記事を執筆するのもおすすめです。
ブログからの出版がおすすめな理由4選
Kindle書籍を出版する際に自身のブログを運営していると複数のメリットがあります。
ブログ記事を加筆修正して書籍にしているブロガーも多く、ブログ運営をしていない人と比べるとブログ運営者はかなり有利に立ち回れるでしょう。
ブログを運営していると得られるメリットは以下の4つです。
ブログ運営で得られるメリット
- 宣伝の効率が上がる
- 書籍出版によりブログ自体の信頼度が増す
- ブログの読者とは違う層に届けられる
- 執筆時間を短縮できる
1つずつ見ていきましょう。
1.宣伝の効率が上がる
ブログ運営をしているということは、すでに書籍情報を発信するメディアを持っているということになります。
ブログサイトが育っていればキーワードによってはGoogle検索で上位に表示され、そこから書籍の情報を多くの人に届けられます。
また、もともとのブログの読者が多ければ多いほど出版したことをアピールできますし、ブログのファンが情報をシェアしたり良い口コミを書いてくれたりすることで、さらに書籍が売れる可能性も期待できるでしょう。
特に近年は、筆者自身の宣伝よりも第三者の口コミの影響力は非常に強く、著名人や人気ブロガーから口コミをもらうことができれば、多額の広告費をかけた書籍にも劣らない人気書籍になる可能性もあります。
日頃からブログのファンとの交流を大切にし、ブログサイトを育てて読者を増やしておくようにしましょう。
2.書籍出版によりブログ自体の信頼度が増す
有名人や権威のある専門家などが書いたブログでもない限り、著者の発信する情報を100%信頼してくれる読者はいないでしょう。
しかし「書籍を出版しているブログ運営者」であれば、何の実績もないブログ運営者よりも第三者からの評価が上がります。
ブログの内容を書籍にすることで、書籍の信頼度だけでなくブログに対する信頼感も増すと考えられます。
最近のブログは「E-E-A-T」というGoogleの評価基準によって順位が変動するので、信頼度を高めるというのはブログ運営にとって必ず考えなければいけない項目です。
E-E-A-Tについては以下の記事で詳しく解説しています。
3.ブログの読者とは違う層に届けられる
書籍を出版すると、これまで関わりのなかった新しい層が読者になってくれることが期待できます。
さまざまな層にアプローチできれば、2冊目の出版や雑誌のコラムへの寄稿依頼がくる可能性も増えるでしょう。
単発で終わりがちなKindle出版も、ブログと組み合わせることで次のステップに繋げやすくなります。
Kindle出版を検討する際は、出版後のアクションを予めイメージしておくのもいいでしょう。
4.執筆時間を短縮できる
ブログ記事がストックされていれば、0から書籍の内容を考える必要がなくなり執筆時間を大幅に短縮できます。
もちろん、全部ブログ記事のコピペで構成するのは読者に対して不誠実なので絶対にしてはいけませんが、ベースはブログ記事の引用で作成するといった方法は効率的です。
コピペ、ダメ絶対!
ブログ記事で書ききれなかった内容を補ったり、記事同士の繋がりを持たせたりと、書籍の中で伝えたいことを再構築して執筆していきましょう。
書籍化しやすいブログの書き方
ブログから書籍を出版する優位性は0から作るより遥かに大きいです。
では、どんなブログを書けば書籍化がスムーズにできるのでしょうか。
ブログ運営の目的は様々ですが、書籍化を念頭に入れて運営するのなら以下の項目は押さえておきましょう。
書籍化しやすいブログの書き方
- アクセス数が伸びるブログを作る
- 誰かの役に立つブログを作る
- 専門的な分野に特化したブログを作る
1つずつ解説します。
アクセス数が伸びるブログを作る
もちろんですが、全くアクセスのないブログには読者がつかず、書籍を出してもあまり宣伝効果が得られません。
毎月30万PVくらい稼げるのが理想です。
毎月100万PVがあるような人気ブログになると、Kindle出版だけでなく出版社から声がかかる可能性も出てくるでしょう。
アクセス数を伸ばすためにはGoogle検索で上位に表示されるのが必須です。
まだブログを開設していないという人はこちらの記事を参考にしてください。
誰かの役に立つブログを作る
ブログを読みに来てくれる読者は、読者自身の時間を使ってくれています。
時間を使ってくれる読者のためにも、ブログは誰かの役に立つ記事を作ることを心がけましょう。
読んで勉強になるものや、生活の質が上がるような内容であれば読者は時間を使ってでもブログに訪れてくれるはずです。
自分よがりの記事にならないように、常に読書目線の記事を作りましょう。
専門的な分野に特化したブログを作る
アクセス数を稼ぐ方法にも通じますが、書籍化を狙うなら専門分野に特化したブログを書くのがおすすめです。
この分野の知識に関しては専門家としての意見を書けるな。
といった得意分野があるのならば、それはあなたの大きな強みになります。
たとえば、ぼくのような美容師をしている人なら美容ジャンルのブログを運営すればサイト自体の信頼度が上がり、Googleの評価が上がりアクセス数も稼ぎやすくなるでしょう。
正式な資格を持たない人でも、現在進行形で活動している内容をブログにするだけでも、その分野を始めていない人にとっては専門家となります。
あなたの中の「ちょっと得意」なことを見つけてブログ記事にしてみると、書籍化への道が見えてくるはずです。
よくある質問
Kindle出版でよくある質問をまとめました。
疑問点を解消して是非Kindle出版にチャレンジしてください。
Q&A
Kindle出版に費用はかかりますか?
基本的にKindle出版は無料です。
電子書籍を出版する際に、登録費用や出版費用はかからないのでコストはほぼかかりません。
ただし、ココナラなどで表紙を依頼したり、文章校正を外注する場合は、別途費用が発生します。
どのファイル形式を使えば良いですか?
最も一般的なファイル形式はEPUBやMOBIといわれる形式。
EPUBは多くのデバイスでサポートされており、MOBIはKindleデバイス専用です。
がくえんちょうあまり聞き慣れない形式ですが、これらはWordやPDFから変換できます。
表紙のデザインにはどのようなツールを使用できますか?
表紙を自作する場合はCanva、Photoshop、GIMPなどのデザインツールを使用するのがおすすめです。
特にCanvaには豊富なテンプレートが用意されているので、初心者でも簡単に表紙を作成できます。
表紙は本の顔となるため、コストがかかりますがプロのデザイナーに依頼するのも一つの方法です。
KDPセレクトに参加するメリットとデメリットは何ですか?
Kindle出版にはKDPセレクトという制度があります。
KDPセレクトに参加すると、Kindle Unlimitedに登録しているユーザーが無料でダウンロードが可能になり、特定のプロモーションツール(無料キャンペーンや割引キャンペーン)を利用できます。
ただし、参加期間中はその電子書籍を他のプラットフォームで販売できないという制約があります。
DRM(デジタル著作権管理)を設定すべきですか?
DRMを設定すると、電子書籍のコピーや共有が制限されます。
これにより、無断転載のリスクが減るので基本的には設定しておいて問題ないでしょう。
著者の意向や戦略に応じて設定を決めてください。
出版後に内容を修正できますか?
出版後も内容の修正や更新は可能です。
KDPのダッシュボードから修正したファイルを再アップロードすることで、変更が反映されます。
ただし、大幅な修正をかける場合は新規出版扱いになるので注意してください。
売上はどのように確認できますか?
KDPダッシュボードの「レポート」セクションで売上データを確認できます。
ここでは、販売数、ロイヤリティ収入、地域別の売上などの詳細なデータが提供されます。
どのくらいの時間で出版が完了しますか?
ファイルをアップロードしてから出版が完了するまでには、通常24〜72時間かかります。
出版が完了すると、Amazonからメールで通知が届きます。
がくえんちょう書籍の文字数やタイミングによって完了までの時間は異なりますが、ぼくの場合は2時間くらいで出版完了しました。
印税(ロイヤリティ)はどのように計算されますか?
ブログからKindle出版に横展開まとめ
本記事ではKindle出版の方法と、ブログ記事を活用してKindle出版に横展開する方法を解説しました。
本記事のまとめ
- Kindleで書籍を出版するメリット
- Kindle出版の手順
- 書籍化しやすいブログの書き方
ぼくは過去に4冊のKindle書籍を出版しましたが、最初は右も左もわからないまま出版しました。
今思うと「もう少し良いやり方があったんじゃないか」「こうしていたら多くの人に読んでもらえたんじゃないか」と感じることがたくさんあります。
ぼくのように遠回りしないように、本記事を参考にしてKindle出版にチャレンジしてみてください!
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