WEBライターは誰でも始められそうで魅力的な副業だと考えている人も多いのではないでしょうか。
でも、実は向き不向きがはっきりしている仕事なんです。
ぼくは現役WEBライターとして、多くの未経験者が期待と違って挫折していく姿を見てきました。
10年以上この業界で生計を立ててきた経験から言えるのは、検索力が低い、要約が苦手、締切が守れないといった特徴がある人は、やはり長続きしないということ。
この記事では、WEBライターに向いていない人の特徴を具体例とともに解説し、成功への道筋もお伝えしていきます。
本記事で分かること
- WEBライターに向いていない人の特徴
- WEBライターが「やめとけ」と言われてしまう理由
- WEBライターで稼ぐためのロードマップ
- WEBライターの案件例
安易に始める前に、自分に向いているかどうかをしっかり見極めましょう。
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WEBライターに向いていない人の特徴
WEBライターは誰でも気軽に始められるフリーランス業務として人気ですが、実は向き不向きがはっきりしている職種です。
まずはWEBライターに向いていない人の特徴を10個ご紹介します。
1.検索力が低い人
WEBライターにとって検索力は必須のスキルです。
しかし、Googleで上位表示されているページばかり参照したり、1つのキーワードでしか検索できなかったりする人は、質の高い記事を書くことができません。
検索のやり方でそんなに差が出るの?
甘く見ちゃダメ!
たとえばヘルスケア系の記事を書く場合、「ダイエット 運動」だけでなく「体重管理 有酸素運動」「痩せる 有効な運動」など、複数の関連キーワードで検索して情報を集める必要があります。
また、政府統計や学術論文、専門家の発言など、信頼性の高い情報源にアクセスする力も求められます。
検索力が低いと、ありきたりな内容の記事しか書けず、クライアントの信頼も得られないでしょう。
2.要約が苦手な人
情報量の多い専門的な文章を読んで、核となるポイントを抽出し、わかりやすく伝える。
この一連の流れが苦手な人は、WEBライターには向いていません。
重要な部分をまとめ直す「要約力」が重要!
たとえば美容系の記事では、聞きなれない美容用語を含む業界誌から重要な情報を選び出し、一般読者向けにかみ砕いて説明する必要があります。
また、取材記事では長時間の音声データから記事に必要な部分だけを抜き出し、インタビューの意図を損なわないように要約しなければなりません。
このような作業を苦手とする人は、締切に追われる中で質の高い記事を書き上げることは難しいでしょう。
3.期日を守れない人
WEBライターの仕事では、どんなに体調が悪くても、どんなに予期せぬトラブルが発生しても、納期は絶対に守らなければなりません。
しかし「あと少しで完璧な記事になる」と考えて締切直前まで手直しを続けたり「この程度なら許してもらえるだろう」と安易に納期を延長してしまったりする人は、クライアントの信頼を失ってしまいます。
とくに複数のクライアントを抱える場合、一つの案件で納期が遅れると、他の案件にも影響が及んでしまう可能性があります。
信頼を失うのが一番怖い。
納期を守れない人は、フリーランスのWEBライターとしてキャリアを築くのは困難でしょう。
4.作業しかできない人
単に指示された通りに記事を書くだけでは、WEBライターとして長く稼ぎ続けることは難しいでしょう。
なぜなら、クライアントが求めているのは「作業者」ではなく「パートナー」だからです。
たとえば「〇〇について2000文字で書いて」という依頼に対して、その記事の目的や読者のペルソナ、SEO対策の必要性などを考慮せずに書いてしまう人は、高単価案件を獲得できません。
また、記事の構成や見出しの付け方、使用する画像の選定など、細かな部分でもクライアントの意図を理解し、提案できる力が必要です。
クライアントの期待を上回る記事を作る意識で仕事をしましょう。
5.自分の意見を発信したい人
WEBライターに求められるのは、クライアントや読者のニーズに応える記事を書くことです。
しかし、自分の経験や価値観を押し付けたい人や、どうしても主観的な文章になってしまう人は、この仕事には向いていません。
たとえば美容系の記事で、科学的根拠のある情報よりも自分の成功体験を重視してしまったり、特定のブランドへの個人的な思い入れが強すぎて中立的な比較記事が書けなかったりする場合があります。
自分の意見ではなく客観的な事実を中心に記事を作成しなければいけません。
また、クライアントから修正依頼が来ても、自分の意見を曲げたくないという思いが強すぎると、良好な関係を築くことができないでしょう。
6.地道な作業を継続できない人
WEBライターの仕事は、華やかなイメージとは裏腹に、地道な作業の積み重ねです。
情報収集、構成作成、執筆、推敲、校正、画像選定、WordPress入稿など、一つの記事を完成させるまでに多くの工程があります。
しかし「毎回同じような作業を繰り返すのは退屈」「もっと創造的な仕事がしたい」と感じてしまう人は、長続きしない可能性が高いです。
特に初心者のうちは、文字単価の低い案件から始めることが多く、地道な作業をコツコツと続けられない人は、スキルアップの機会すら得られないかもしれません。
7.執筆する時間を確保できない人
WEBライターは自由な働き方ができる職種ですが、それは「決まった時間に働かなくてもいい」というだけで「時間がないのに稼げる」という意味ではありません。
実は1本の記事を書くためには、リサーチに2時間、構成作成に1時間、執筆に3時間、校正に1時間など、かなりの時間が必要です。
育児や介護、本業が忙しくて、まとまった時間を確保できない人は質の高い記事を書くことは困難です。
特に初心者のうちは、熟練者の2倍以上の時間がかかることも珍しくありません。
8.コミュニケーションが苦手な人
在宅で一人で作業できるWEBライターですが、実はコミュニケーション力が非常に重要です。
クライアントとの報連相はもちろん、記事の方向性の確認、修正依頼への対応、単価交渉など、様々な場面でビジネスコミュニケーションが求められます。
しかし「自分の意図が相手に伝わらない」「クライアントの要望を正確に理解できない」というような人は、信頼関係を築くことが難しく、継続的な案件獲得は期待できません。
WEBライターはチャットやメールでのやり取りが中心となるため、文字でのコミュニケーション力は必須です。
9.仕事の優先順位をつけられない人
WEBライターは通常、複数のクライアントから案件を請け負います。
その中で、締切や難易度、単価などを考慮して、適切に優先順位をつける必要があります。
しかし「急ぎの案件があるのに、気が向いた記事から手をつけてしまう」「締切が迫った低単価の記事に時間を取られ、重要な高単価案件に十分な時間が割けない」というような人は、効率的に稼ぐことができません。
また、クライアントからの急な依頼や修正要望にも柔軟に対応できず、信頼を失う可能性があります。
10.新しい知識を取り入れようとしない人
WEBライティングの世界は日々進化しています。
SEOのアルゴリズム更新、AI技術の発展、新しいCMSの登場など、常に最新の動向をキャッチアップする必要があります。
しかし「今までのやり方で十分」「新しいツールの使い方を覚えるのが面倒」と考える人は、時代に取り残されてしまう可能性が高いです。
特に最近では、ChatGPTなどのAIツールを効果的に活用する能力も求められ始めています。
AIに任せられる部分は任せてしまおう!
新しい知識やスキルを積極的に吸収しようとしない人は、競争の激しいWEBライティング業界で生き残ることは困難でしょう。
WEBライターが「やめとけ」と言われてしまう理由
WEBライターという仕事は、参入障壁が低く魅力的な副業に見えますが、実際に始めてみると様々な困難に直面します。
以下では、WEBライターが「やめとけ」と言われる主な理由を解説します。
1.実績がないうちは仕事が取れない
WEBライターの世界では、実績のない未経験者が仕事を獲得するのは非常に困難です。
クラウドソーシングサイトでは経験者優遇の傾向が強く、応募しても「実績がないため」という理由で不採用になることがほとんど。
たとえ採用されても、1記事1000円以下の極端な低単価案件ばかりです。
実績作りのために自身のブログを運営する方法もありますが、成果が出るまでに時間がかかります。
初期の壁を乗り越えられず、「もっと早く収入が得られる仕事を選べば良かった」と後悔する人は少なくありません。
2.低単価案件で時間を浪費してしまう
WEBライター初心者の多くは、経験を積むために低単価案件を受けざるを得ません。
たとえば、2000文字で1000円という案件では、リサーチに2時間、執筆に3時間、校正に1時間と、合計6時間かかったとしても時給167円にしかなりません。
このような案件を複数抱えると、生活に必要な収入を得るために休日返上で作業することになります。
時給数百円だと月に1000円稼ぐのも辛そう…。
さらに、低単価案件は時間に追われるため、スキルアップの機会も限られてしまい、いつまでも低単価地獄から抜け出せない悪循環に陥りやすいのです。
3.稼げる未来が見えない
WEBライターとして本業並みの収入を得るためには、文字単価3円以上の案件を月に20本以上こなす必要があります。
しかし、そのレベルに到達できるライターは全体の2割程度と言われているのが現実です。
特に、AIツールの台頭により単価の下落が進み、以前より稼ぎにくい環境になっています。
また、クライアントの予算削減や案件の打ち切りなど、外部要因で収入が激減するリスクも常にあります。
将来的な収入の見通しが立てにくく、生活設計ができないことから、やめていく人も多いのです。
4.罠案件に手を出してしまう
WEBライターの世界には、一見良案件に見えて実は罠という案件が数多く存在します。
たとえば「今回は低単価だが、実績を見て単価アップを検討」と言われ期待して受けたものの、永遠に単価が上がらないケース。
また、「修正は2回まで」と契約したにもかかわらず、何度も細かい修正を要求され、実質的な時給が大幅に下がってしまうことも。
さらに、「記事の著作権を買い取る」と言われて安価で権利を譲渡したら、その記事が高額で転売されていたというケースもあります。
経験を積むと罠案件を見分けられるようになりますよ。
5.何度も修正の依頼をされてしまう
WEBライターの仕事で最もストレスを感じるのが、終わりの見えない修正依頼です。
特に初心者は、クライアントの意図を正確に理解できていないことが多く、何度も修正を繰り返すことになります。
たとえば「もう少しわかりやすく」「具体例を入れて」「言い回しを変えて」など、抽象的な指示に振り回されることも。
1記事の修正に数時間かかることもあり、新しい案件に取り掛かれない状況に追い込まれます。
このような事態を避けるため、事前にクライアントと認識合わせをする必要がありますが、それも経験が必要なスキルなのです。
WEBライターで稼ぐためのロードマップ
WEBライターとして収益を上げるためには、明確な目標と戦略が必要です。
以下のロードマップでは、高単価案件の獲得や新しいスキルの習得、効率化のためのツール活用法を解説します。
文字単価1円以上の案件を獲得する
文字単価1円以上の案件を得るには、まずポートフォリオを充実させるのが重要です。
自身の得意分野を活かした記事を数本作成し、クライアントが求める品質の記事を執筆できるということを証明しましょう。
ぼくもブログをポートフォリオにしてクライアントにアピールしました。
ポートフォリオができたら、信頼できるクラウドソーシングサイトを活用し、高評価を積み重ねることが有効です。
加えて、SEOやマーケティングなどの基礎知識を学ぶことで、提案力が向上し、クライアントからの評価が高まります。
結果として、高単価案件へのアプローチが可能になります。
新しいジャンルに挑戦して幅を広げる
収益を安定させるためには、複数ジャンルに対応できる柔軟性も求められます。
初めて挑戦するジャンルでは、徹底的なリサーチを行い、基本的な知識を身につけましょう。
また、実績が少ない場合は、低単価案件からスタートし、経験値を積み上げていくことも効果的です。
新しいジャンルに挑戦することで、ライティングスキルだけでなく、幅広い知識が身につき、長期的なキャリア形成につながります。
AIを活用して執筆スピードを上げる
AIツールは、リサーチや構成案作成、文章の修正など、執筆業務を効率化するための強力なサポート役です。
たとえば、テーマに沿った情報を短時間で集約するAIリサーチツールや、誤字脱字の修正を自動化する校正ツールを活用することで、時間を大幅に節約できます。
ChatGPTやClaude、perplexityなどを使い分けるのがおすすめ。
ただし、AIの出力をそのまま使うのではなく、自身の視点を加えて記事を完成させてください。
AIを使いこなすことで、執筆スピードを向上させつつ、収益アップを目指せるでしょう。
WEBライターの案件例
WEBライターの仕事は記事の執筆だけではありません。
スキルを活かせる多様な案件があり、以下では特に注目の3つをご紹介します。
スキルアップや収入アップを目指す方は、ぜひ参考にしてください。
動画の台本作成
動画コンテンツの需要が高まる中、YouTubeやTikTokなどの台本制作は、WEBライターの新たな収益源として注目されています。
企業の商品PR動画から個人クリエイターの解説動画まで、案件の幅は広がる一方です。
台本作成の魅力は、文字単価が一般的な記事より高めに設定されていること。
ただし、視聴者を惹きつけるような構成力が求められるため、話し言葉での表現力やバラエティーに富んだ言葉選びが重要です。
動画制作の経験がなくても、まずは自分の得意分野で短い動画の台本から始めることをおすすめします。
実績を積むことで、より単価の高い案件や継続的な仕事につながりやすい分野です。
テキストに合わせたスライド作成
プレゼンテーション資料やオンライン講座で使用するスライドの制作依頼が増加しています。
この案件の特徴は、文章力に加えて、ビジュアル的なセンスも活かせる点です。
一般的な相場は1枚あたり500〜2000円で、案件の規模や要求されるクオリティによって大きく異なります。
PowerPointやKeynote、Canvaなどのプレゼンテーションソフトの基本的な操作スキルは必要ですが、テンプレートを活用すれば初心者でも取り組みやすいです。
特に、教育関連やビジネス向けのスライド制作は安定した需要があり、継続的な収入源となる可能性が高いです。
クライアントの意図を理解し、情報を整理してわかりやすく伝えるスキルを磨くことで、高単価案件の獲得も狙えます。
監修者として情報提供
専門知識や実務経験を持つWEBライターは、監修者としての活動も視野に入れることができます。
医療、法律、教育、ITなど、専門性の高い分野での監修業務は、一般的なライティング業務と比べて高単価で、1記事あたり5000円〜3万円程度の案件も珍しくありません。
ぼくも美容師という権威性を活かし、美容商品の監修記事を作成した経験があります。
具体的な業務内容は、他のライターが書いた記事の事実確認や、専門的な観点からのアドバイス提供などです。
また、監修者としての実績を積むことで、執筆案件でも単価アップを交渉しやすくなります。
ただし、監修案件を獲得するためには、自身の専門分野における資格や経験を証明できる必要があり、信頼性の確保が重要となります。
WEBライターに向いていない人まとめ
本記事ではWEBライターに向いている人、向いていない人の特徴をまとめました。
本記事のまとめ
- WEBライターに向いていない人の特徴
- WEBライターが「やめとけ」と言われてしまう理由
- WEBライターで稼ぐためのロードマップ
- WEBライターの案件例
WEBライターは誰でも始められる職種に見えて、実は明確な向き不向きがある仕事です。
本記事を読んで「自分には無理かも…」と諦めようとしている方もいるかもしれません。
しかし、明確な目標と戦略を持ち、AIツールの活用や新しいジャンルへの挑戦を通じてスキルアップを図ることで、WEBライターとして成功することも可能です。
WEBライターは今まで培ってきたスキルを活かせる素晴らしい仕事。
本記事を参考にしてぜひチャレンジしてください!
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